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シャクルトン (クレーター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シャクルトン
(Shackleton)
地名を図示した月の南極点
南極点周辺のクレーター。
中央紫がシャクルトン。
月面座標 南緯89度54分 東経0度00分 / 南緯89.9度 東経0.0度 / -89.9; 0.0座標: 南緯89度54分 東経0度00分 / 南緯89.9度 東経0.0度 / -89.9; 0.0
直径 19 km
深度 2 km
月面余経度 日の出時点で0°
由来 アーネスト・シャクルトン
GPN識別子 5450

シャクルトンクレーター英語: Shackleton crater)は、の南極付近に位置するクレーターである。地球南極を目指した探検家アーネスト・シャクルトンにちなんで名づけられた。

地形

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月の南極。中央下がシャクルトンクレーター

高緯度に位置するため、シャクルトンクレーター外縁の高地は月の1日の70%もの間、太陽に照らされている。逆に、クレーターの底はほとんど太陽の光に照らされない(月の回転軸黄道面に対してほぼ完璧に垂直である)、永久影の領域となっている。

シャクルトンは、広大な南極エイトケン盆地の縁に位置している。また、周辺にはシューメーカー英語版SverdrupDe GerlacheFaustiniなどのクレーターが存在する。

探査

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クレータの底に太陽の光が届かないことから、かつてはの存在が期待されており、2006年12月に発表されたNASA月面基地構想では、シャクルトンが基地建設の有力候補地として挙げられていた[1]

しかし、2007年から2008年にかけて行われたJAXAの月周回衛星「かぐや」の調査により、地表付近に氷が存在する証拠がみられないことが確認された。氷が土に混ざっている、あるいは埋もれている可能性は依然として残されてはいるものの、あったとしてもその量は僅かなものだろうと考えられている[2]

さらに2008年の11月15日には、インドの月探査機チャンドラヤーン1号が重量35kgのプローブを投下し、シャクルトンクレーターに衝突させて水の存在を調査した。

脚注

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関連項目

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